買取事例のご紹介 - サヴォナローラチェア - インテリア・蒐集品の買取専門、イズヤリサイクル

「サヴォナローラチェア」を買取させていただきました

サヴォナローラチェア

リプロダクトアンティーク「サボナローラ」チェアです。Ｘ脚の椅子の歴史はとても古く、古代エジプトのツタンカーメンの折りたたみ式椅子からはじまり、古代ギリシャやローマの貴族が好んだ「デプロイ（セラーキュールレ）」ビザンチンの芸術様式に見られる玉座などへと継承されました。１４世紀のイタリアンルネッサンス期にはダンテの椅子で有名な「ダンテスカ」と、ドミニカ修道士サボナローラの為に作られたとされる折り畳み椅子、サボナーラ型チェアが生まれました。合理的な折り畳み構造による利便性の高い椅子はヴィクトリア期に一番多く製造され以来、サボナーラ型チェアは欧州古典家具の定番の一つとなっています独特の味わいと表情は、家具が歩んできた歴史と物語を表しているようです。取り外しのできる背板は斜めに取り付けられてあるため見た目に反して座り心地が大変よく、飾って置くためのチェアとしてではなくキャンプなどに持ち出して実際にお使いいただきたいチェアです。 ■サボナローラジロラモ・サヴォナローラ（Girolamo Savonarola 1452年9月21日 - 1498年5月23日）はフェラーラ生まれのドミニコ会の修道士。ロレンツォ・メディチによってフィレンツェに招かれフィレンツェ共和国で神政政治（神権政治）を行った。熱烈な説教でフィレンツェ市民を動かしメディチ家のもとで行われているルネッサンスと対抗、教皇を批判して神政をしいたが、破門され、民衆の支持を失い火あぶりの刑に処せられた。宗教改革の先駆と評価されることもある。椅子の名前として今日まで残っている。