ヤマカワラタン ハンギングチェア

住宅展示場モデルルームのヤマカワラタンナナ・ディッツェルによる
ハンギングチェアを買取いたしました。


Manufact : R.ヴェングラー R.Wengler/ Denmark
Designer : ナナ&ヨルゲン・ディッツェNanna&JorgenDitzel / Denmark
Introduce : 1957
Size : H1920×W970×D1010(mm)


  ナナ・ディッツェルは、1950年代のスカンジナビアモダンの第二黄金期「ダーニッシュモダン」を、フィン・ユールやハンス・ウェグナーらと共に築きあげた、北欧を代表する女性デザイナー。
彼女の代表作『トリニダッドチェア』に見られるように、円形のフォルムへの個性的なこだわりや斬新な色彩、製造方法から受けるインスパイアなどが、彼女の信念を象徴しています。
  ナナ&ヨルゲン・ディッツェル夫妻によりデザインされ、1957年に発表されたハンギングチェア。半世紀余りの歳月を経た今もなお、世界で広く愛され続けるダーニッシュモダンを代表する名作。
当初、ヴェングラー社から発表されましたが、現在、ヤマカワラタンインターナショナルが正規ライセンスを得て生産、販売権を取得しいます。
ハンギングチェアは、脚のない椅子を作るにはどうすればいいのかと試行錯誤を繰り返す中で、下からではなく上から支えればいいという逆転の発想から生まれた作品。この時代、椅子の脚をいかに目立たなくする風潮が見られ、エーロ・サーリネンの『チューリップチェア』に代表されるような形状の椅子が相次いで登場しました。
  この脚のない椅子は本来、どこにでも吊り下げられるものであり、梁がむき出しの建物や枝の太い木が身近になければ、発想できないデザイン。そういった意味では、北欧的な椅子といえます。
籐を編み込んだ形状は見た目の印象も柔らかく、気持ちを和ませてくれます。ゆらゆら揺れる独特の浮遊感や包み込まれる感覚を味わえますが、唯一の欠点は、座ろうとすると椅子が後方にずれてしまうため、手で固定しつつ掛けなければならないこと。
夫のヨルゲンは夭折しましたが、ナナは84歳で他界するまでデザイナーとして第一線で活躍。自宅のリビングには、ずっとこの椅子が吊り下げられていました。

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